

【お知らせ】3月の営業案内
いつも、工房とったん、新三郎商店 ゴハンヤ イタル、sumi cafeをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 3月の定休日を下記のとおりお知らせいたします。 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお […]
いつも、工房とったん、新三郎商店 ゴハンヤ イタル、sumi cafeをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 3月の定休日を下記のとおりお知らせいたします。 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお […]
生活の一部となっているお茶。 あまりにも身近な存在になっていて、お茶について意外と知らない…という方もいるのではないでしょうか? 当たり前の存在になっている「お茶」について、少しご紹介いたします。 まずは、新三郎商店オス […]
塩屋がオススメする、ほんとにおいしい “ お茶じかん ” をご紹介! ちょっと一息、贅沢に一息、 一息とは言わずにたっぷりと。 あなたに合った「おいしいお茶じかん」を探しに、ぜひ!お越しくださいませ。 2021年 2月1 […]
糸島半島の西側の海岸線をひたすら走り続けると、
アスファルトの道が砂利道になり、
その先にあらわれるのが製塩所「工房とったん」。
海と森のあいだで、またいちの塩を作り続けてきました。
ひとけのない工房前の海は、玄界灘の内海と外海がちょうどぶつかり合い、
山と海の豊富なミネラルが混ざりあうところ。
週に一回あるかないかの、ほれぼれするくらい海がきれいな日に、
塩づくりの海水を汲み上げます。
くみ上げた海水を、立体塩田の上から竹を伝わせて、
10日間循環させていきます。
栄養豊かな海水が、太陽と風の恩恵を受けて、徐々に濃度を上げ、
潮の香りが旨みをおびていきます。
ただただゆっくりゆっくり。つたい落ちつづける海水。
風が強すぎたり、湿度が高すぎたり、雨天ではどうすることも出来ません。
この行程は梅雨時には1ヵ月もかかってしまいます。
濃度が濃くなった海水を塩田から平釜に移し、
スープを作るようにゆっくりゆっくり煮つめていく、
海水は飴色になり、3日たった後に、
ようやく塩の結晶があらわれる。
大きい釜で2日、小さい釜で1日。
その翌日すべての条件が満たされた時にまるで偶然のように、
朝、釜の上に塩の花が浮かぶ。
この華やかな一番結晶は、2、3ヶ月自然乾燥させて「花塩」になる。
出来る量に限りのある贅沢な味わい。
薪を焚き、海水を煮つめ、
一番美味しくなる温度を保って結晶をすくい、
杉の樽で一晩寝かせる。これが「またいちの塩」。
さらにじっくりと鉄釜で煎る。これが「焼塩」。
またいちの塩づくりは、すべてが手作業。
手加減で塩は美味しくなる。