

6月の営業案内のお知らせ
いつも、工房とったん、新三郎商店、ゴハンヤ イタル、sumi cafe、おしのちいたまをご利用いただき誠にありがとうございます。6月の定休日を下記のとおりお知らせいたします。 【定休日】 ◆ 新三郎商店20日(火) ◆ […]
いつも、工房とったん、新三郎商店、ゴハンヤ イタル、sumi cafe、おしのちいたまをご利用いただき誠にありがとうございます。6月の定休日を下記のとおりお知らせいたします。 【定休日】 ◆ 新三郎商店20日(火) ◆ […]
5月16日(火)〜7月17日(月・祝)で東京の生活工房ギャラリーで開催される牧野伊三夫展「塩と杉」にて、同氏が出版された絵本『塩男』のモデルとなった、弊社代表の平川秀一と牧野氏とのギャラリートークが6月10日に開催されま […]
いつも、工房とったん、新三郎商店、ゴハンヤ イタル、sumi cafe、おしのちいたまをご利用いただき誠にありがとうございます。5月の定休日を下記のとおりお知らせいたします。 【定休日】 ◆ 新三郎商店16日(火) ◆ […]
糸島半島の西側の海岸線をひたすら走り続けると、
アスファルトの道が砂利道になり、
その先にあらわれるのが製塩所「工房とったん」。
海と森のあいだで、またいちの塩を作り続けてきました。
ひとけのない工房前の海は、玄界灘の内海と外海がちょうどぶつかり合い、
山と海の豊富なミネラルが混ざりあうところ。
週に一回あるかないかの、ほれぼれするくらい海がきれいな日に、
塩づくりの海水を汲み上げます。
くみ上げた海水を、立体塩田の上から竹を伝わせて、
10日間循環させていきます。
栄養豊かな海水が、太陽と風の恩恵を受けて、徐々に濃度を上げ、
潮の香りが旨みをおびていきます。
ただただゆっくりゆっくり。つたい落ちつづける海水。
風が強すぎたり、湿度が高すぎたり、雨天ではどうすることも出来ません。
この行程は梅雨時には1ヵ月もかかってしまいます。
濃度が濃くなった海水を塩田から平釜に移し、
スープを作るようにゆっくりゆっくり煮つめていく、
海水は飴色になり、3日たった後に、
ようやく塩の結晶があらわれる。
大きい釜で2日、小さい釜で1日。
その翌日すべての条件が満たされた時にまるで偶然のように、
朝、釜の上に塩の花が浮かぶ。
この華やかな一番結晶は、2、3ヶ月自然乾燥させて「花塩」になる。
出来る量に限りのある贅沢な味わい。
薪を焚き、海水を煮つめ、
一番美味しくなる温度を保って結晶をすくい、
杉の樽で一晩寝かせる。これが「またいちの塩」。
さらにじっくりと鉄釜で煎る。これが「焼塩」。
またいちの塩づくりは、すべてが手作業。
手加減で塩は美味しくなる。